東洋医学で夏の睡眠と心を整える
7月7日は七夕。短冊が風に揺れ、暦は「小暑」。本格的な夏が始まります。
この時期、日差しや湿気で体調を崩しやすく、心も身体も疲れがち。そんな時に取り入れたいのが、東洋医学に基づいた「夏の養生法」です。
夏は「心(しん)」の季節|東洋医学の考え方
東洋医学では、夏は「心(しん)」の季節とされます。
心とは、ただの臓器としての“心臓”ではなく、「精神」「睡眠」「血の巡り」「熱の調整」など、身体と心の中枢的な働きを担う存在です。
そのため、夏を元気に過ごすには、“心を整える”ことが何より大切。
以下に、日常で実践できる夏の養生法を紹介します。
東洋医学で整える「夏の養生」3つのポイント
① 汗は「ほどよく」かく
冷房に頼りすぎると発汗機能が弱まり、体内に熱がこもって不調の原因に。
朝の軽い散歩やストレッチなど、自然な汗を促す習慣を取り入れましょう。
② 「清熱」「利水」食材で体をクールダウン
体の熱と水分バランスを整える食材がおすすめ。
例:トマト、きゅうり、スイカ、緑豆、ゴーヤ、ミント、はと麦、麦茶など。
※冷たすぎるものは胃腸に負担をかけるため、常温~ぬるめがベター。
③ 湯船に浸かって「内側の熱」を逃がす
38~40℃のぬるめの湯に10〜15分。深呼吸をしながら入浴すると、血行が良くなり、自律神経も整います。シャワーだけで済まさず、湯船の時間を大切に。
睡眠の質を高める「夜のブラッシングセラピー」
夏になると増える「寝つきが悪い」「眠りが浅い」といった睡眠トラブル。
東洋医学では「心が安定している=よく眠れる」とされ、心を落ち着ける夜の習慣がとても大切です。
おすすめは、「ブラッシングセラピー」というセルフケア。
【1分でできる睡眠ケア】
正中線ブラッシング(心を整える)
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おでこ中央から頭頂部へ、正中線に沿ってブラシをゆっくり2回。
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1回10秒以上かけて行いましょう。
後頭部ブラッシング(睡眠の質を高める)
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後頭部の右・中央・左を10秒ずつゆっくりとかします。
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首筋〜肩周辺までブラッシングできるとベター。
ブラッシングには、頭皮の血行促進・脳のリラックス効果があり、現代のストレス社会にぴったりの「心と身体を同時に整える」伝統的な習慣です。
学んで深める「ブラッシングセラピー講座」
心と頭を整える“手技”を体系的に学べるチャンス
日本ヘッドセラピー協会の「ブラッシングセラピー講座」では、
自分の心身ケアはもちろん、大切な人へのケア法も学べます。
講座内容:
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経絡や気血水の流れに沿ったブラッシング理論
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心を鎮めるタッチとリズムの技術
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髪と頭皮の健康ケア
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クッションブラシ付き・ビデオ視聴あり
第49期オンライン講座
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日時:8月27日(水) 19:30〜21:10
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講師:西川聡
🔗 詳細・申込:公式ページ
人間も自然の一部。季節を感じることで心も整う
自然の香り、風、音、そして手触りを感じながら、
髪と頭をとく習慣は、心と身体を整える“養生”の時間になります。
ビジョンと理念:半径5mから始まる癒しの輪
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誰もが愛する人を癒せるようになる
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自分のまわりから幸せの波紋を広げる
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暗闇を照らす灯台のように「希望の光」となる存在へ