新宿区立障害者福祉センターでボランティア活動をさせていただいてる理由

「当協会が、ボランティアでお世話になっている新宿区立障害者福祉センター職員の塩川さんにインタビューをさせて頂きました」

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私たちは、毎月、2ヶ所の福祉施設でヘッドセラピーのボランティア活動を行っています。
●新宿区立障害者福祉センターの生活介護事業所
https://www.headtherapy.com/181128/
●同法人の知的障害者向けグループホーム
https://www.headtherapy.com/news/181207/

今回、ボランティアのご要望を頂いた障害者福祉センターの職員である塩川恵子さんに、リラクゼーションや、ヘッドセラピーの必要性について、お話しを伺いました。どうぞご覧ください。

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【新宿区立障害者福祉センターの生活介護事業所では】

身体障がいの方で、脳性麻痺の方々が多いんです。脳性麻痺の方の特徴として、身体が、無意識に緊張で硬直して勝手に体が動いてしまったり、段々と骨が変形し、姿勢が丸まってきます。

例えば、若い頃は、歩ける方も歳をとるにしたがい、緊張で足が硬くなって、内股に変形し、徐々に歩けなくなり、車いすになる方も、多くいます。

生活は、電動車いすで移動するので、首から下が動きづらい方は、首の動きで電動車いすの装置を操作するしかありません。パソコン作業も頭を動かしてキーボードを操作するしかなく、首に負担が掛かってしまいます。なので、頸椎を痛めるという二次障がいが起きてしまいます。

頸椎を痛めてしまうと・・・

 首が動かせなくなる
 ↓
 電動車いすが操作できなくなる
 ↓
 手動の車いすになる
 ↓
 行きたい所へも、自分で自由に行くことが出来なる
 ↓
 車いすを押す介助がないと生活が出来なくなってしまいます。

車いすに乗っている姿勢を長く取っていると、早い時期にこの状況になってしまいます。そこで、リラクゼーションやストレッチ、リハビリが、重要になってくるんです。これをやることによって、障害の進行や、二次障がいが起きることを遅らせることが出来ます。

みんな、自立して暮らしたい!

『長い間、歩いていられる』『電動車いすで移動できる』

そういう気持ちは、みんな同じなので、自分の出来ることを、身体の動きを維持していきたいと、思っています。また、脳性麻痺の方々はリラックスしたいなと思っても、介助がないと、横になれなかったりします。リラックスすることも、環境を整えてあげないと難しいんです。
なので、施設のプログラムの1つとしてリラックスタイムの時間を設けています。マットに横になってもらい、ストレッチする時間を作ってきました。

今までは、
 ●本を読む
 ●音楽を流す
 ●寝る
ということしか、出来ていませんでした。

だから、『人の手でリラックスする』ことが出来ればと思っていて・・・

わたしも、何度かヘッドセラピーの施術を受けてゆったりと優しい圧が、とても気持ち良かったので、ヘッドセラピーがいいなと思って
日本ヘッドセラピー協会さんに、施設でのボランティアの活動をお願いしました!!

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【同法人の知的障害者向けグループホームでは】

現在、二人の方にヘッドセラピーの施術をして頂いています。こちらでは、身体は元気だけれども自閉症だったり、知的の障がいがあってリラックスの仕方が分からない方です。特に自閉傾向のある方は、一番苦手なのが自由時間です。何をやっていいか分からないと、パニックを起こして、叫んでしまったり、走り回ってしまう方がいます。

やることをこちらで作るのですが、感覚が過敏で、環境など全てが気になってしまうんです。仕事が目の前にあれば、全部やるし、朝から晩まで、常に体に力を入れて動いている状態なんです。なので、夜の眠りも浅い方が多く、ちょっとした物音で起きてしまう。

例えば、乾燥機の音が鳴ると、気になり、洗濯物をたたまなくてはいられなくなってしまう。常に24時間アンテナを張ってる状態で、とても疲れてしまうんです。疲れて、それでパニックが起きてしまう。自閉傾向のある方は、あえてリラックスする時間を作らないと、休めないと思うんです。

グループホームでヘッドセラピーをお願いしたいと思ったのは、落ち着くんじゃないかなと思ったんです。

感覚が過敏でずっと動いているので、
 ●安らぐ場
 ●落ち着ける場

それをヘッドセラピーなら作れるのではないかと思いました。それと、以前にとても過敏な自閉症の方がいたんです。触れられるのが苦手で、人から触られると、ワ―ッて怒って、人を叩いてしまう方がいたんです。その方の落ち着いている時に、頭を触ってあげたら、スーッとすぐに寝たりとか、落ち着いて身を任せてくたんです。

そのことがあってヘッドセラピーの施術をうちで是非お願いできたらと思って日本ヘッドセラピー協会さんに相談させて頂きました。利用者の方へのヘッドセラピーは勿論ですが、スタッフも時々、体験させて頂く機会があり、皆からも、大変喜ばれています。

いつもボランティアにお越しいただき、遠方からお越し下さる方もいて、ヘッドセラピストの皆さん、いつも本当にありがとうございます。

当施設でのリラクゼーションプログラムとしてヘッドセラピーの導入は、障害を持つ方や、他の施設での取り組みなどに、色々な方にとって可能性があると思います。この情報が、皆さんのお役に立てば幸いです。

新宿区立障害者福祉センターの職員である
塩川恵子さんより

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塩川さん、インタビューにお答えくださりありがとうございます。
私たちもボランティア活動を通して得る物がたくさんあります。

これからも、癒しの一助になれるよう一緒に歩んで下さい。

大正製薬リアップ・プレミアムクラブにて10のYouTube動画がupされました

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